第55回社労士合格者の勉強ブログ

第55回社会保険労務士試験に合格しました。勉強方法の振り返りを書いていきます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

(労働基準法)会社でミスしたら「罰金」ってアリ?? レジでミスしたら補填??

「遅刻1回につき○○円の罰金」 「備品を壊したら○○円の罰金」 「事務処理のミスは○○円の罰金」 会社が従業員に対して、こういった「罰金」を科すのは合法なのでしょうか? 答えは「違法」です。 労働基準法には以下のように定められています。 「労働基準法 …

(労働基準法)芸能人は「労働者」か??  光GENJI通達

仕事をする上で、人が労働基準法上の労働者に該当するかしないかは大きな問題です。 該当するならば、労働基準法上の様々な規制を受けるからです。 例えば労働時間の規制、時間外労働に対する割増賃金、有給休暇等があります。 また、労働安全衛生法や最低賃…

(一般常識)パワハラの要件 罰則は??

パワーハラスメントという言葉が一般的になって久しいです。 直近でもとある町長の職員に対するパワハラが問題となっており、他にも日常的にパワハラに関するニュースを見かけます。 パワハラの定義は労働施策総合推進法に定められています。 社労士試験とし…

(労災保険法)男女差別?遺族補償年金の受給権者について

業務災害で労働者が亡くなった場合、労災保険より遺族に対して補償がなされます。 その一つが「遺族補償年金」です。 遺族補償年金は、被災労働者の遺族の数に応じて、その労働者の平均賃金の153日分~245日分の金額を年金として受け取ることができる…

(健康保険法) 育休保険料免除期間の理解 分かりやすく言い換える

法律の条文は、「書き方」が難しいことがあります。 必ずしも難しい内容を表しているわけではなく、単純な内容でも、条文の書き方という縛りの中で表現するとどうしてもそうなるのでしょう。 健康保険の保険料は、育児休業中の被保険者については免除されま…

(一般常識)社会保険労務士法の「欠格事由」「登録拒否事由」について 財務副大臣の辞任をきっかけに考えてみた

神田憲次財務副大臣の辞任が報道されています。神田副大臣は自身の会社の固定資産税を滞納し、4回に渡って滞納処分を受けていたようです。 副大臣という政府の役職は辞任して責任を取った格好ですが、神田副大臣は税理士でもあるということです。 税理士と…

(雇用保険法)「移転費」と「広域求職活動費」について 周回学習の例

社労士試験全般に言えることですが、1周の学習で完璧に仕上げようとするのは無謀です。 私も、全体を何周もする中で、知識に厚みがついていく感覚がありました。 雇用保険法の給付で似たような給付として「移転費」と「広域求職活動費」がありますが、この…

(雇用保険法)雇用保険法は給付が多い! 本試験までに「数字」を押さえる重要性

社労士試験において、私が苦手としていた科目は雇用保険法と一般常識でした。 給付の種類が多すぎて、全ての受給要件や手続きについて押さえていくことが難しかったからです。 選択式では「○○日分」や「○○日以内」「○○円」など、数字の部分が抜かれることも…

(労働基準法)付加金の対象について。語呂合わせも

労働基準法に規定する4種類の手当を支払わなかった使用者は、付加金の支払いを命じられるおそれがあります。 ①解雇予告手当(20条) ②休業手当(26条) ③割増賃金(37条) ④年次有給休暇の期間中に支払われる賃金(39条9項) これらは限定列挙のため、これ以外のお…

(国民年金法) 初診日の「前日」において  とは??

障害基礎年金の支給要件のうち、「保険料納付要件」についてです。 国民年金法第30条1項 (省略)ただし、当該傷病に係る初診日の前日において、当該初診日の属する月の前々月までに被保険者期間があり、 かつ、当該被保険者期間に係る保険料納付済期間と保…