第55回社労士合格者の勉強ブログ

第55回社会保険労務士試験に合格しました。勉強方法の振り返りを書いていきます。

(雇用保険法)雇用保険法は給付が多い! 本試験までに「数字」を押さえる重要性

 

社労士試験において、私が苦手としていた科目は雇用保険法と一般常識でした。

給付の種類が多すぎて、全ての受給要件や手続きについて押さえていくことが難しかったからです。

 

選択式では「○○日分」や「○○日以内」「○○円」など、数字の部分が抜かれることも多く、これらは覚えていないと回答できません

ただ、覚えていれば確実に得点できるわけですので、丁寧に押さえていけば得意科目にもできるはずです。

 

これは社労士試験全体にも言えることですが、1周目の学習で完璧に押さえようとするのは無謀です。

1周目は給付の種類を概観し、2周目で要件や手続きの内容を理解し、3周目で数字の暗記、ぐらいの感覚でいいのではないでしょうか。

少しずつ知識に厚みをつけていくイメージです。

 

私は、大きなボリュームを占める求職者給付以外の給付について、趣旨は分かっているが数字を覚えていないことに直前期に気づきました。メインのカリキュラムを受講していた予備校の模擬試験で、選択式で1点を取ったのです。

そこから全ての給付の要件や手続きに出てくる数字を丁寧に押さえなおしました。

 

令和5年度試験の選択式では技能習得手当と日雇労働者給付金に関する空欄がA~Dの合計4つ、そのうち3つの空欄が「〇〇日分」という数字を問うものでした。

上記以外である空欄Eはかなりの難問(ちなみにこちらも実質数字問題)だったこともあり、この数字問題をしっかり正答出来たかどうかが基準点クリアの分かれ目になったようです。

私は直前期に数字が弱点であったことに気づけたため、A~Dの4問を正解できました。

 

ちなみに直近の選択式試験においても、数字問題(実質的に数字を問うているものも含む)は

 

令和2年度:4問

令和3年度:3問

令和4年度:3問

 

と、多数出題されています。

 

数字はある程度暗記に頼らざるを得ない部分もありますが、

まずは制度の趣旨という骨格を理解し、その骨格に肉付けしていく感覚で、なんとか本試験当日にはテキストレベルの数字は完璧に押さえたいところです。